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軽度認知障害(MCI)
1.軽度認知障害について
近年、認知症の予防において、健常者と認知症の中間にあたる「軽度認知障害(MCI)」に注目が集まっています。いわゆる認知症の予備軍と呼ばれる方々のことです。軽度認知障害のまま放っておくと、将来、認知症になるリスクが高まります。軽度認知障害は日常生活や社会活動に影響しないため見落とされがちですが、この段階で手を打つことが認知症予防には非常に重要です。気になる症状があれば外来を受診ください。
2.ご家族・周囲の方へ
認知症は、症状のあるご本人が積極的に病院に受診をされたがらないケースも多くあります。またご本人が症状を認識される前に、周囲のご家族がその異変に気づかれるケースも一般的です。当然ながら「自分は認知症かもしれない」という不安は大きなものです。そのような場合には無闇に不安を煽らないように「物忘れは年相応に誰にでも出る症状だから、まずは気軽に相談してみたら?」と、受診を促すようにしてください。実際に、問題のないもの忘れの場合もあります。
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